musakuroの「社会人になるときに知っておきたかったこと」

「もっと早くこんなこと知りたかったなぁ」と思うことを気の向くままに書いてます。

犬になるなオオカミになれ

これも研修時に話した内容です。

 

組織論の話をしているときに「犬になるなオオカミになれ」という話をしました。正確には「犬になりきるな、オオカミのころを思い出せ」といったほうが分かりやすいかもしれません。

 

犬という品種はもともとおらず、犬の先祖をたどるとオオカミになります。オオカミが人間に飼われ馴化した結果、犬というものが出来上がったそうです。

 

犬は人間に飼いならされて、従順でエサももらえ、今ではあまり野生の犬はいません。しかし、オオカミだったころは自分で狩りをし、エサを獲り、また一匹狼と言いわれるように独立心をもった存在でした。

 

人も学校を卒業して社会人となって会社に入ると、飼いならされ、従順で、エサ(給与)を与えられるようになります。平常時や問題がない時はそれでも成り立ちますが、いざ行動を起こすべき時や、ピンチの時にもこの飼い慣らされた「犬」、状態の社員が多くいます。

 

そういった時に、「犬になるなオオカミの頃を思い出せ」と言います。

 

完全に飼いならされた犬になると、いざという時にも自分で行動を起こせず、意見も言わず、わんわんきゃんきゃんと文句ばかり言って騒いでいる人が多くいますが、そんな時こそ、オオカミだったころを思い出して、独立心をもって意見を言ったり、行動して欲しいものです。

 

犬(サラリーマン)である状態に馴化しないようにしたいものですね。