musakuroの「社会人になるときに知っておきたかったこと」

「もっと早くこんなこと知りたかったなぁ」と思うことを気の向くままに書いてます。

なんのために働くのか?

なんのために働くのか??

 

社員研修の講師をする機会があるのですが、よくこの質問を投げかけます。

「あなたはなんのために働いているのですか?」

参加者

「・・・」

「つまり、働く目的は何ですか?」

参加者

「生活のため・・・」「お金のため・・・」「生きるていくため・・・」

「もう少し具体的に」

参加者

「欲しいものを買うため」「車買いたいから」「一人暮らししたいから」

 

というように、自分が働いている目的がどんどん出て盛り上がってきますよ!

 

そこで私から一言

「それを社長や、部長や、自分の上司が言ったらどう?魅力ある?」

参加者

「・・・」

 

というように、自分自身にとっては正当な理由でも、それを他人や目上の人が言うのはNGという身勝手さに気づく。そしてこの働く目的の稚拙さは何歳まで通用して、どう変えていかなきゃいけないかを考える必要がある。

 

「仕事は手段にあらずして目的だ」という志賀直哉の言葉がある。

仕事を何かの手段にしているうちは半人前で、仕事をすること自体が目的になるのが大事だそうです。

 

確かに。。。

例えば国民の三大義務を見ると、「勤労、納税、子女に教育を受けさせる」とある。

勤労することで納税され、その税金で義務教育を受けさせ次の世代の育成につなげていく。国民が働くこと自体が、持続可能な国造りの礎になるということですね。

 

ちょっと違う見方をしてみると、今この便利な世の中にあるものは全て過去の誰かの仕事を通じで作られているということ。

パソコンも携帯もTVも飛行機も新幹線も横断歩道も。。。。

この便利なものどれ一つとっても、自分で作ったものはない。

過去の誰かの仕事を通じて作られたものばかりである。これらを当たり前のように便利に使っている自分がいる。

 

そう考えると、仕事の目的はやはり最終的には社会貢献に辿りつくんですね。

 

そんなこと言われても、

「今の仕事が社会貢献につながっている実感がわかない」とか

「本当はやりたい仕事があるのに、なかなか希望の部署にいけない」など

さまざまな言い分があると思います。

そんな時はこの言葉を思い出してください。

 

「下足番を命じられたら日本一の下足番になってみせろ。そうすれば誰も君を下足番にはしておかぬ。」

 

これは阪急電鉄や宝塚を創った小林一三さんのことばですね。

今やっていることで日本一になれるくらいに頑張ってみなさい。それが下足番であれ、レジ打ちであれ、清掃であれ、正社員でなくアルバイトの仕事であってもです。

その姿をみて「下足番にしておくにはもったいない」と思われるくらいの働きをすれば必ず道は開けます。

ちなみにかの杉村太蔵氏も、フリーター中に清掃員として頑張っていたらその姿をみた外資系企業の人から声をかけられて転職をした経緯がありますよ。まずは今やっていることで日本一になるぞ!と思えば、仕事の目的はもうできましたね。

 

私の仕事の目的は

「あいさつで日本一になることです」

「あいそ日本一になることです」

「気遣い日本一になることです」

これでいいんです。

 

「生活のため」「買いたいもののため」よりはるかに成長しましたね。要するに自分のためか、他人のためかの違いですね。利他の精神に基づけば、あいさつだって立派なん社会貢献になりますよ!

 

 

まずはあいさつで日本一を目指すところから始めてはどうですか?