musakuroの「社会人になるときに知っておきたかったこと」

「もっと早くこんなこと知りたかったなぁ」と思うことを気の向くままに書いてます。

会社では宣言したもん勝ち

若手社員の研修でよく話す内容ですが

 

「社会人になって会社の一員になったら、遠慮なんかしてちゃだめで、なりたい職位や、やりたい職種に対して宣言をしなさい。」と言ってます。

 

会社に入社しても、希望する部署に配属されるのは稀だし、出世したいと思っても、職位や等級の上がるチャンスはそうあるものではありません。そして、長い間、希望の部署に就けなかったり、なかなか職位が上る機会がないと仕事に対するモチベーションが続かず、転職を考えたりするものです。

 

最近の若手社会人は真面目で、遠慮がちなので、なかなか若い社員が「〇〇の部署にいきたいです!」とか「「自分は3年以内にMGRを目指します!」と宣言をすることがありません。しかし、これは非常に損をしてしまいます。

 

宣言をするというのはまさに「無料の宝くじを買うようなもの」なんです。しかも何度も買える無料の宝くじです。

宝くじは買わないと当たりません。たくさん買えば当たる確率が高まります。これと同じで、「自分は今は営業部ですが、開発部にいきたいです!」と、ことあるごとにいろいろな人に宣言をすることが大切です。

 

宣言をしなければ、組織変更の機会があったり、その部署で欠員が出た時に、配属の候補にすら引っ掛かりません。それをいろいろな人に宣言をすることで「そういえばあいつ開発に行きたがってたな」というアンテナに引っかかる確率が高くなります。何にしても、なりたい自分になるためには、その確率が高まるような仕掛けをどんどんしていかないといけません。

 

誰にも宣言せず、じっと胸に秘めていても、その部署に就けるためにコツコツ自己啓発をしていても、宣言をしなければその確率は高まりません。そして、宣言をするということはタダです。だから無料の宝くじを買うようなものなんです。

 

社会人になっったら、学生の時のように毎年学年が上がったり、小学校の次は中学校というような仕組みもありません。社会人になったら、社会人1年目から、社会人5年生、10年生、20年生という先輩社会人とのポジション争いが始まっています。その中でやりたい仕事を勝ち取るということは至難の業です。黙っていてもなかなか実現することはありません。

 

そして、仕事でやりたい職種や、やりたい部署に就けるということは非常に有意義な人生になります。だって、会社のお金を使って、そして仕事の時間を使って、お給料をもらいながらやりたいことができるなんて、これ以上素晴らしいことはないですよね。だから、いま希望している職種や部署でなかったなら、まず宣言をしなければなりません。宣言なんてしたら失礼だし、変な目で見られてしまうなんてことを考えていたらダメです。自分が一番やる気を出せる仕事に就くまではあきらめずに宣言をし続けることが大事なんです。

 

そして、やりたいことを、仕事の時間と会社のお金を使って給料をもらいながらできるようになれば最高のモチベーションで仕事をできると思いませんか?希望していない部署で真面目に仕事をしているよりもずっと有意義だと思いませんか?さらに、その仕事を通じて、退職後や定年後にフリーランスで開業できるくらいのノウハウを得られたならどんなにすばらしい人生になるでしょうか。そんな夢のような社会人生活を得るためには、まずは無料の宝くじを買うように、宣言をすることなんです。

 

宣言をしないで、今さえよければいいという、時間を無駄にするような社会人生活はもうやめにして、行きたい部署、やりたい仕事を宣言をして有意義な社会人生活になる確率を高めましょう。

 

そして宣言をするともう一ついいことがあって、いろんな人が声をかけてくれるようになります。「私はこうなりたいんだ!」って宣言をし続けていると、宣言をしなければ話しかけてこなかった人が、興味を持ってくれたり、中には冷やかし含めて、様々な人が声をかけてくれるようになります。これだけでも宣言をする価値はあります。そうした人たちにもどんどん宣言をすることで、アドバイスをくれたり、人を紹介してくれたりというつながりが生まれてきます。

 

宣言をしないで「自分のことをわかってもらいたい」なんて都合の良いことは、社会人生活ではまずありません。すべては自分次第です。ぜひ皆さんも無料の宝くじを買うように宣言をしてみてください!