musakuroの「社会人になるときに知っておきたかったこと」

「もっと早くこんなこと知りたかったなぁ」と思うことを気の向くままに書いてます。

ピーターの法則

ピーターの法則とは

 

人は能力の限界まで出世するというやつですね。

 

組織において、無能な平社員は無能な平社員のまま組織の属し、有能な平社員はやがて管理職になり、無能な管理職は無能な管理職のまま組織の属し、有能な管理職はその上の管理職へと出世する。その管理職もやがて能力の限界の職位まで達し、その職位で無能な管理職として組織に属する。そうするとやがて、組織は無能な役割の社員で埋め尽くされるというものである。

 

組織の成熟、衰退に関する法則ですね。このことは、早く出世しすぎるのも、させるのもよくない。というようにも捉えられるが、私たちは常にこの慣性に打ち勝たなくてはならないのです。

有能な平社員として、職位が上がっていったら、今すでにある仕事をこなすだけではなく、自ら新たな仕事を創り出すことによってこれを回避するということもあると思います。権限を手に入れたら、存分に使い切り、自分のやりたい仕事を自ら生み出していくということが大切です。

 

なぜ無能な管理職になってしまうのかというと、「責任」を理解できていないからです。では責任とは何か?

 

「責任とは権限を使い果たすことです。」

 

権限を使い切らないで、「仕事がうまくいかない。」と悩んでいる人をよく目にします。権限を使い果たすとはどういうことかというと、職務権限規程に書いてあることは全て自己決済でやっていいということです。職務権限規程を見もしないで、また知っていても職務権限規程に書いてある基準よりものすごく小さい範囲での権限しか使用しておらず、仕事がうまくいかないと悩んでいる人が多いです。

 

是非、自分の会社の職務権限規程をよく読んで、自分に与えられている権限は何か?自分の使える権限の範囲はどの程度か?その上で権限を使い果たしてみて下さい。

 

それと、やっぱり諦めないで考え抜くというスタイルは必須ですね。

私がそういうことを考えるときにいつも思い出す言葉があります。

 

もうこれ以上できることは何もない。

そんな時、ちょっとだけ発想を変えて

何かできることはないか考えてみる。

本当はなかったはずの1回だから

上手くいくかどうかは気にしなくてもいい。

万策尽きたときに

「あきらめない」という名案がある。

 

常にこのスタイルで仕事に向き合っていると、案外新しい発想が思いつくものです。これこそ格物究理ですね。

 

「もうダメだと思った時が、仕事のはじまり。」

 

という言葉もあります。いつもこういった気持ちで考え抜くことを楽しんでいれば、ピーターの法則のような状態にならずに済むかもしれません。

 

人より多く考える。

思いつくことがなくなってからが、本当に「考える」ということの始まりです。

 

ピーターの法則に打ち勝てるように頑張りましょう。