musakuroの「社会人になるときに知っておきたかったこと」

「もっと早くこんなこと知りたかったなぁ」と思うことを気の向くままに書いてます。

給料について

先日、社員研修を実施して、いつもよく聞く質問をしてみた。

 

「この中で、今よりも給料上がりたい人?」

「もうこれ以上給料上がらない手もいいという人?」

 

と2つの質問をすると、間違いなく100%の確率で、給料が上がりたいという方に手が挙がる。それは当たり前なのですが。。。

 

そして、

「ではあなたにとって給料とはどんな意味合いのものですか?」

という質問も投げかけます。

 

たいてい、

「労働に対する対価」

「成果に対する報酬」

という答えが返ってきます。

 

しかし、これだと今よりもハードワークをするか、大きな成果を出さない限り給料は上がらないということになります。自分にとって「給料とは何か?」ということの意味合いをどう持つかで、給料を上げる方法の思い付き方も変わります。

 

なんでもそうですが、「こなりたい」と思ったら、その方法を研究して、それを実行することでしか達成されません。これがマネジメントの基本です。「風邪をひかないようにしよう」と思ったら、風邪をひく原因を調べて、そのうえで風邪をひかないようにそれに対して対策を打ち、実行することで、風邪をひかないという結果を得られます。

 

「給料が上がりたい」と思ったら、「給料とは何か?」「どうすれば給料が上がるのか?」ということを考え始めることが必要です。

で、給料とは何かといえば、

それは

 「社会人としての価値の順位です。」

 

日本には1億2,000万人の人口がいて、その中で労働人口はやく7,000万人ほどいます。その中での社会人の価値としての順位を表しているのがあなたの給与額なのです。学生のうちは偏差値というものがあり、自分の学力が全国で何位か?ということが確認できます。社会人になると偏差値がなくなり、全国で何位かという確認ができないと思いがちですが、実は確認できます。それが給料額なのです。

社会時の価値としての偏差値が70くらいの人は年収が1,000万円以上のクラスになり、年収が300万円くらいだと偏差値30くらいになるんですかね。。。

そしてあなたの年収はいくらでしょうか?それでおおよその自分の社会的価値の順位が分かります。

 

その上で、今より給与を上げたいと思うのであれば、どうすればいいでしょうか。

おおまかに2つの方法があります。

 

ひとつ目は今より、給与水準の高い会社に転職をすることです。ですが、それができないから今の会社にいるわけですよね。もし、より給与水準の高い会社に転職できる力があるのであればすぐに転職したほうがいいでしょう。

もうひとつは、今所属している自分の会社の中での価値順位を上げるということです。いわゆる競争に勝って出世するということですね。

大きくはこの2つになり、給与を上げるためには、いい会社に入るか、所属している会社での価値順位を上げるということです。でもそうした行動はとっていない人に限って、「もっと給料が上がりたい!」という希望を持っています。ぜひ方法を知って、行動を起こしてください。

 

転職できる人は転職してもらうとして、2つ目の、競争によって自分の会社での価値順位を上げるという方法は、仲間意識や一体感が薄れて弱肉強食の世界に感じますよね。

そこで、もう一つこの競争でない方法で給与を上げる方法があります。

 

それが、自分の会社を成長させることで会社としての社会的順位を上げ成長させることです。会社自体がレベルアップして順位が上がれば、給与水準の高い会社となり、自分の給与も上がることになります。この方法であれば、自社内で競争の意識でなく、みんなで一体となって頑張れますね。

 

なので、転職もできなくて、自社での弱肉強食的な競争も嫌であれば、「みんなで一体となって会社を成長させよう!」と呼びかけて実行することが重要なのです。

 

研修参加の全員が100%一致した意見で今よりも給与が上がたい!と思っていて、かつ転職や競争はちょっと。。。と思うのであれば、是非そのメンバー全員が一丸となって「よし、会社を成長させよう!」となればいいのです。これで今よりも給与が上がる確率が高まります。

 

是非、転職や競争ではなく、今所属している会社の皆が一体感を持って、「いい会社にしよう!」という集団になり、今以上の生活向上を、「個人」でなく所属している会社の仲間としての「集団」で実現できるようになって欲しいものです。

 

普通に使っている言葉(単語)にどういう意味合いや定義づけをするかによって、考え方が変われば見えてくる未来や達成方法も変わります。ぜひ普通に使っている単語にどんどん意味合いを見つけ、その意義を高めてみてはどうですか。