マラソンをみて何を思うか
日曜日によくTVでマラソンの中継をやっていることがある。
何気なーく見ていると、特に何も得られることなく、時間だけが過ぎていくように感じる。ただ最近、何気なくそれを見ていて、気づいたことがある。
競馬なんかでは、出だしの遅い馬が、最後の直線で刺すというシーンがあるが、42.195㎞の長丁場を走るマラソンではそんなことはまずありえない。
そして、たいてい最初の先頭集団がそのまま終盤まで引っ張っていくことが多い。最初に先頭グループに入れなかった選手が、最後に優勝するというシーンはまずみることがない。
マラソンを見て思うのは、社会人人生のレースも同様だということ。
社会人になってからある程度、先頭集団に入っていないと、その後に大きく巻き返すなんてことは、マラソン同様になかなかないことで、マラソンのようにどこで踏ん張り、どこでスパートをかけるかということを考えて過ごす必要がある。
張り切りすぎてスパートをかけるタイミングを間違うと、思わぬロスを食うこともあり得る。かといって、手を抜いていると、先頭集団から離れて、巻き返しが難しくなるケースもある。
マラソンを見て、社会人としての頑張り方を気づかされたりもする。
そして、社会人になるのは大抵23歳で、定年を65歳としたら社会人期間は42年間になる。マラソンの42.195㎞とほぼ同じ42のスパンになる。
TVでマラソンを見ていて、社会人人生のペース配分の大切さに気付いたりもする。
何を見て、何に気づくか?
何気ないことを日々見過ごして素通りしていることがたくさんあると思う。世の中どこにでもヒントはあるが、それは気づく力、発想を連想させる力が大事なのだと思う。